編み物のとじ針がない!家にある代用品7選と100均での選び方
編み上がった作品の糸始末をしようとした瞬間、とじ針が見当たらず困ってしまうことがあります。
結論から申し上げますと、手元に「玉なしヘアピン」または「かぎ針」があれば、今すぐとじ針の代用が可能です。毛糸の太さや作業を行う場所(端のすくいとじか、最後の糸始末か)に合わせて選ぶことで、編み地を傷つけずにきれいに仕上がります。
手元にある道具で今すぐ作業を再開する方法から、100均で買い足す際のポイントまで、分かりやすく整理しました。
【結論】とじ針の代用は「ヘアピン」か「かぎ針」で今すぐ完了
とじ針の主な役割は、太い毛糸を傷つけずに編み目の隙間へ潜らせることです。針先に鋭利さがなく、毛糸を通せる構造であれば十分に代用できます。
手軽で扱いやすい代表的な代用品は以下の2つです。
ヘアピン(玉なしタイプ):毛糸を挟むだけで針穴に通す手間が省け、すくいとじや糸始末に最適。
かぎ針(細めのもの):編み目の隙間に差し込んで糸を引っ張り出すことで、とじ針と同じ作業が可能。
どちらかが手元にあれば、買いに行かずにそのまま仕上げ作業を進められます。
家にあるもので代用できるアイテム7選とそれぞれの特徴
身近なアイテムで代用する場合、使い勝手や糸への影響が異なります。用途に合わせて適したものを選択してください。
| 代用アイテム | 手軽さ | 扱いやすさ | 適した用途・糸の太さ | 注意点 |
| 玉なしヘアピン | ★★★ | ★★★ | 並太〜極太糸の糸始末・すくいとじ | 先端に丸みがないものは糸を割りやすい |
| かぎ針 | ★★★ | ★★☆ | すべての太さの糸始末 | 編み地を引っ張りすぎて伸ばさないよう注意 |
| 安全ピン | ★★☆ | ★★☆ | 中細〜並太糸の糸始末 | 針先で糸を傷つけないよう注意 |
| ストロー+糸 | ★★☆ | ★★☆ | 極太〜超極太糸 | 細めのストローが必要。細糸には不向き |
| セロハンテープ | ★★☆ | ★☆☆ | 並太〜極太糸(端の処理) | 毛糸に粘着剤が残る場合あり |
| ペーパークリップ | ★★☆ | ★☆☆ | 太手の糸 | 形状を変形させて使用。柔軟性に欠ける |
| つまようじ+テープ | ★☆☆ | ★☆☆ | 応急処置全般 | 折れやすく、糸を引っ掛けやすい |
短時間の作業に役立つ「ヘアピン・安全ピン」
玉なしヘアピンは、最もとじ針に近い感覚で使用できます。 U字の折り返し部分に毛糸を挟み、そのまま編み目に通します。糸穴に毛糸を通す手間がかからないため、太い毛糸ほど扱いやすくなります。先端に保護玉がついているタイプは編み目に入りにくいため、平らな「玉なし」を選びます。
安全ピンを使う場合は、針の尖っている側ではなく、丸い環状になっている根元側を進行方向にして編み目を通します。尖った側で糸を刺してしまうと毛糸がほつれる原因になるため、向きに配慮します。
編み目を通しやすい「かぎ針・タピストリー針」
すでに手元にかぎ針があるなら、新たに代用品を探す必要はありません。編み地の裏側からかぎ針を差し込み、毛糸の端を引っかけて引き抜くことで、きれいに糸始末が行えます。使用している毛糸に対して1〜2号細めのかぎ針を選ぶことがうまく仕上げるコツです。太すぎるかぎ針を使うと、編み目が広がって仕上がりが不揃いになります。
刺繍用のタピストリー針(先の丸い刺繍針)がお手元にある場合は、細糸用のとじ針とほぼ同等の構造であるため、並太以下の毛糸であれば問題なく活用できます。
応急処置として使える「生活雑貨(ストロー・セロハンテープなど)」
文房具や生活雑貨も少しの工夫で役立ちます。
ストロー:薄手のストローを短く切り、斜めにカットして先端を細くします。後ろ側から毛糸を通し、斜めカットした側から編み目に通します。
セロハンテープ:毛糸の先端にセロハンテープを硬く巻き付け、針のように細く固めます。そのまま編み目に通し、最後にテープ部分を切り落とします。
100均(ダイソー・セリア)でとじ針を選ぶ際のポイント
代用品で作業を終えた後、今後のために専用の道具を揃える場合は、100円ショップ(ダイソーやセリア)で販売されているもので十分に活用できます。
100均の編み物コーナーには、主に以下の種類が並んでいます。
| 種類 | 特徴 | 適した毛糸・用途 |
| プラスチック製(樹脂製) | 軽くて曲がりやすく、安全に使用できる。本数が多く入っている傾向がある。 | 極太糸〜超極太糸、アクリル毛糸 |
| 金属製(スチール製) | 表面の滑りが良く、耐久性に優れる。針穴がしっかりしている。 | 中細〜並太糸、ウール毛糸、細かな作業 |
選び方はシンプルで、使用する毛糸の太さに合っているかどうかで判断します。
パッケージ裏面に「対応毛糸:並太〜極太」といった記載があるため確認します。迷った場合は、長さや太さの異なる針が3〜4本入ったセット商品を選ぶと、さまざまな太さの糸に対応しやすくなります。
とじ針を使わずに仕上げる「とじ針なし」の編み方
あらかじめとじ針を使わない技法を取り入れることで、最後の仕上げ作業そのものを省略できます。
引き抜き編み(かぎ針)で行う接合
2枚の編み地を合わせる際、とじ針で縫い合わせる代わりにかぎ針で「引き抜き編み」または「細編み」をして繋ぎます。
編みくるみによる糸始末
新しい糸に切り替える際や編み始めの糸端を、次の段を編む際に一緒に編み地に巻き込んで(編みくるんで)いく方法です。編み終わり時に糸を数センチ残して切るだけで済むため、後から針で糸始末をする手間がかかりません。
代用品を使う際の注意点と毛糸への配慮
代用品は素早く作業を終わらせるための手段ですが、作品の仕上がりを損なわないよう以下の点に注意します。
毛糸の繊維を刺さないようにする
安全ピンやつまようじなど先端が尖っているものを使うと、毛糸の繊維を刺してしまい、解いたときに糸が痛む原因になります。必ず先端が丸い側を先頭にして通すようにしてください。
編み目を広げすぎない
ヘアピンや太すぎるストローを無理に細い編み目へ通すと、編み地が引っ張られて穴が広がってしまいます。通りにくい場合は、より細い代用品に変更するか、かぎ針を使って優しく引き抜く方法を選択してください。
代用品で目の前の始末を完了させた後は、次に新しい作品を作り始める前に「100均のマルチサイズとじ針セット」を道具箱に1つ準備しておくことをおすすめします。事前に備えておくことで、仕上げの段階で手を止めずにスムーズに完成まで進められるようになります。