【初心者向け】かぎ針・棒針の代用品10選!割り箸や耳かきで今すぐ編み物を始める方法
今すぐ編み物を始めたいのに手元に編み針がないとき、わざわざ手芸店へ買いに行かなくても、身近にある「割り箸」「耳かき」「ペン」などの生活用品で代用できます。
アクリルたわしやコースターといった小さな作品であれば、家にあるアイテムを活用するだけで問題なく編み上げることが可能です。
この記事では、かぎ針や棒針の代用アイデアから、割り箸を使った自作編み針の作り方、道具を使わずに編む方法まで分かりやすく解説します。
【結論】編み棒の代用は「割り箸」「耳かき」「ペン」で可能!
結論から言うと、編み針は身の回りにある細長いアイテムで十分に代用できます。作りたい編み物の種類に合わせて最適なものを選びましょう。
かぎ針の代用:割り箸(加工したもの)、竹製の耳かき、キャップ付きボールペン
棒針の代用:竹製の菜箸、竹串(先端を丸めたもの)、プラスチック製のペン
輪針の代用:菜箸2本+ビニールコード(またはストロー)
代用アイテム選びで知っておきたい「フック」と「太さ」の基準
編み針の代用品を選ぶ際は、かぎ針と棒針で注目すべきポイントが異なります。
かぎ針は「糸を引っかけるための溝(フック)」が必要であり、棒針は「糸が引っかからずに動く滑らかさ」が求められます。
| 編み針の種類 | 代用品に必要な要素 | おすすめの身近なアイテム |
| かぎ針 | 先端に糸を引っかける切り込みや凹みがある | 割り箸(加工)、竹製耳かき、プラスチック製スプーン |
| 棒針 | 全体が一定の太さで、表面がツルツルしている | 竹製菜箸、竹串、プラスチック製ストロー |
| 輪針 | 2本の棒の末端が柔軟なコードで繋がっている | 菜箸+ビニールコード、ストロー+毛糸 |
毛糸の太さに対して代用品が細すぎると編み目が詰まりすぎて固くなり、太すぎるとスカスカになってしまいます。標準的な太さ(並太)の毛糸を使う場合は、直径4mm〜5mm程度(竹箸や標準的なペンの太さ)を目安に選ぶのが扱いやすくおすすめです。
かぎ針の代用品5選(先端に引っかかりがあるもの)
かぎ針の主な役割は「糸を引っかけて輪を通す」ことです。先端に適切な引っかけ構造があるアイテムを選びます。
加工した割り箸:先端付近にカッターで浅い溝を入れるだけで、扱いやすいかぎ針になります。
竹製の耳かき:先端の「かき出し部分」がそのままフックとして機能します。細めの毛糸(極細〜中細)を編むのに適しています。
ゼムクリップ:端を少し外側に折り曲げることで、小さなフックが作れます。ミニチュア作品や細い糸向けです。
キャップ付きのボールペン:クリップ部分(服やノートに挟むパーツ)があるキャップは、その隙間に糸を引っかけて編むことができます。
プラスチック製ミニスプーン:柄の角度や端の形状を利用して糸を引っ掛けます。
棒針・輪針の代用品5選(表面が滑らかな細長いもの)
棒針編み(2本の針で交互に目を移す方法)では、糸が途中で引っかからずに動く表面処理が大切です。
竹製の菜箸:長さがあり、適度な滑らかさがあるため棒針の代用として非常に扱いやすいアイテムです。先が尖りすぎていないものを選んでください。
竹串(先端を丸めたもの):細い毛糸で小さな編み物をする際に便利です。安全のため、尖った先端はハサミで切るかヤスリで丸めておきます。
硬質のプラスチックストロー:太めの毛糸を編むのに向いています。中に竹串を通すと強度が上がり、曲がりにくくなります。
まっすぐなペン2本:グリップ部分にゴムがついていない、全体がツルツルしたプラスチック製のペンは滑りが良くスムーズに編めます。
簡易輪針(菜箸+ビニールコード):菜箸2本の末端にビニールコード(または細いストロー)をテープでしっかり固定すると、スヌードなどが編める簡易的な輪針になります。
割り箸で作る「自作かぎ針」の簡単な作り方
家にある割り箸を活用すれば、数分で使い勝手の良いかぎ針が完成します。
準備するもの
丸型または角型の竹製割り箸(竹製の方が強度があり表面が滑らかです)
カッターナイフ
紙ヤスリ(240番〜400番程度)
【割り箸かぎ針の形状イメージ】
(先端)
│ ┌─ 45度の切り込み(あご)
─┴──┘
─────── (軸)
約1cm
作成手順
先端から1cmの位置に目印をつける
割り箸の先端から1cmほど下に、糸を引っかけるための切り込み位置を決めます。
ななめ45度から削り込みを入れる
カッターを使い、先端に向かってななめ45度の角度で刃を入れ、深さ2mmほどの「あご(フック)」を作ります。
フックの角を丸める
切り込みの奥を少しえぐるように削り、糸が引っかかったときに抜けにくく調整します。
仕上げのヤスリがけ
削った部分や割り箸の表面に毛羽立ちがあると、毛糸の繊維が引っかかってしまいます。紙ヤスリで表面がすべすべになるまで磨いて仕上げます。
道具なしで編める「指編み」「牛乳パック編み」という選択肢
道具を作る手間を省きたい場合や、今すぐ手だけで編みたい時は、特別な道具を使わない手法が便利です。
1. 指編み(ゆびあみ)
自分の指を編み針に見立てて編む方法です。人差し指から小指までの4本の指に毛糸を交互に引っかけて編み進めます。
作れるもの: マフラー、シュシュ、ロープコースター
特徴: 太めの毛糸(超極太など)を使うと、短時間でミニマフラーが完成します。
2. 牛乳パックのリリアン編み
洗った牛乳パックの上部を切り取り、縁に1cm間隔で割り箸を複数本テープで貼り付けます。そこに糸を巻きつけて引っかけていくことで、筒状の編み物が作れます。
作れるもの: ハンドウォーマー、ペットボトルカバー、リストバンド
特徴: 編み目が揃いやすく、初めての方でも簡単に作ることができます。
代用品を使う際のデメリット
代用品は「今すぐ試してみたい」「購入前の練習」には最適ですが、専用の道具と比べるといくつか違いがあります。
手が疲れやすい
市販の編み針は持ちやすいグリップ形状や重量バランスで設計されています。割り箸やペンを長時間の使用は手に負担がかかりやすくなります。
編み目が不揃いになりやすい
代用品は太さが均一でない場合が多く、網目の大きさを一定に保つのが難しくなる傾向があります。
糸が引っかかることがある
表面の削り加工が不十分だと、毛糸の繊維が割れて編みづらくなることがあります。
セーターや模様編みのバッグなど、完成度の高い大きな作品を作る場合は、専用の編み針を用意して作業を進めることをおすすめします。
最初に編むべきおすすめの作品と次のステップ
まずは代用針を使って、短時間で完成する小さな作品から試してみてください。
最初の作品には「アクリル毛糸を使った四角いコースター(アクリルたわし)」がおすすめです。編み目が少し歪んでも実用性に影響がなく、達成感を得やすくなります。
さっそく家にある割り箸を削るか耳かきを用意して、手元にある毛糸で「作り目を10個」作ってみてください。糸を引っかけて通す感覚が掴めれば、編み物の基本はマスターできたも同然です。そのまま楽しめそうだと感じたら、100円ショップや手芸店で使いやすい専用の編み針を揃えてみましょう。