編み物ブロッキングマット代用5選!100均・家にあるものでキレイに仕上げる方法
編み上がったニットの形を整えるブロッキング。専用のマットを買わなくても、100均のジョイントマットや家にあるダンボール、バスタオルでキレイに代用可能です。
専用品は2,000円〜5,000円ほどしますが、作品の大きさや仕上げ方(水通し・スチーム)に合わせた代用品を選べば、100円〜無料でしっかり形を固定できます。
| 代用品 | おすすめの用途 | 手軽さ | スチーム耐性 | 水通し対応 |
| ジョイントマット | ドイリー、モチーフ編み、小型〜中型ウエア | ★★★★☆ | ◯(低温・2〜3cm離す) | ◎ |
| ダンボール+ラップ | ショール、小もの(試作品) | ★★★★★ | ×(熱・湿気に弱い) | △ |
| バスタオル+畳/ラグ | 大型セーター、大判ショール | ★★★★☆ | ◯(乾きにくい) | ◯ |
| アイロン台 | 靴下、コースターなど小さなもの | ★★★★★ | ◎ | × |
| 発泡スチロール板 | ピンを細かく刺したい直線作品 | ★★★☆☆ | △(溶けるリスクあり) | ◎ |
100均・家にあるもので揃う!おすすめ代用品5選のメリット・デメリット
ジョイントマット(セリア/ダイソー):専用品に一番近い決定版
100円ショップの子供用・インテリア用ジョイントマットは、専用のブロッキングマットと構造がほぼ同じです。
メリット:つなぎ合わせて好きな大きさに調整できる。水に強く、ピンを根元まで深く刺せる。
デメリット:スチームアイロンの熱を近づけすぎると表面が溶けたり波打ったりする。
選び方のコツ:表面に凸凹が少ないフラットタイプを選ぶと、編み地を真っ直ぐ固定しやすくなります。
ダンボール+ラップ/アルミホイル:費用ゼロで今すぐできる
ネット通販の箱などを再利用する方法です。そのまま使うと編み地に紙の臭いや色が移るため、ラップかアルミホイルで全体を包んで使います。
メリット:家にあるもので今すぐ作れる。作品の大きさに合わせて切ったりつなげたりしやすい。
デメリット:スチームの熱で柔らかくなる。水通しした濡れた作品を載せると乾きにくく、カビの原因になる。
バスタオル+畳/カーペット:ウエアや大型作品に最適
厚手のバスタオルを2〜3枚重ねて床に敷き、その上でピンを打ちます。
メリット:つなぐ手間がなく、大きなセーターやショールも一気に広げられる。
デメリット:下の畳やラグまで湿気が届く可能性があるため、長時間の放置には不向き。
アイロン台:スチームアイロンをかける小もの向け
普段使っているアイロン台をそのまま活用します。
メリット:耐熱性が高く、スチームアイロンをしっかりあてられる。
デメリット:面積が狭いため、マフラーやセーターなど大きな作品には使えない。
発泡スチロール板:ピンが根元までしっかり刺さる
ホームセンターや100均の工作コーナーで手に入ります。
メリット:非常に軽く、ピンがスムーズに刺さって抜けにくい。格子模様を描き込めばガイドになる。
デメリット:スチームの熱に非常に弱く、直接熱があたると収縮してしまう。
代用品を使うときに揃えたい「ピン」の選び方と100均裏ワザ
マットを代用する際、一緒に使う「ピン(針)」の選び方を間違えると、仕上げの最中に茶色い錆(さび)が付着して作品が傷んでしまいます。
必ず「ステンレス製フォークピン」または「ステンレス製シルクピン」を使用してください。一般的な裁縫用のまち針は、水通しの湿気で数時間のうちに錆が出ることがあります。
100均で使えるピンと仕上げの手間を省く工夫
100均(ダイソー・セリア)で探す場合は、手芸コーナーにある「ステンレス製」と明記されたまち針を選んでください。
また、直線をピシッと出したい時は、ピンを1本ずつ刺す代わりに「ステンレス製の太い針金」や「竹串」を編み地の端に通し、その棒ごとピンでマットに固定すると、波打たずにきれいな直線に仕上がります。
型崩れを防ぐブロッキングの基本手順3ステップ
最も扱いやすい「ジョイントマット」を使った具体的な手順です。
ステップ1:編み地のサイズを測り、目印をつける
編み図通りの寸法になるよう、メジャーで測りながらジョイントマットの上にマスキングテープなどで四角形や目標サイズを貼り付けます。
ステップ2:水通しまたはスチームをあてる
ウールやアクリル:30度前後のぬるま湯に浸して優しく絞る(水通し)、または編み地から2〜3cm離した位置から約5秒間スチームアイロンの熱気を吹きかけます。
コットンやリネン:しっかり水を含ませて軽く脱水してから作業に入ります。
ステップ3:端からピンで固定し、完全に乾かす
中心から外側に向かって、1.5cm〜2cm間隔でピンを刺していきます。形が整ったら、風通しの良い日陰で完全に乾くまで放置します。生乾きのまま外すと一気に縮むため、手で触って冷たく感じなくなるまで待つのがポイントです。
代用品でよくあるトラブルと解決策
専用品ではなく代用品を使う場合、特有の注意点があります。あらかじめ対策を知っておくことで作品を保護できます。
スチームの熱でジョイントマットが変形した
ポリエチレン製のジョイントマットは熱に弱いため、アイロンの底面を直接押し付けると表面が溶けて編み地に付着します。
解決策:アイロンの底面は絶対に直接つけず、2〜3cm離した状態でスチームだけをあてるようにします。
乾いた後に裏側が湿っている・嫌な臭いがする
ダンボールやタオルを敷いて水通しを行うと、水分が逃げずに裏側に溜まりやすくなります。
解決策:マットの下にすのこを敷くか、ジョイントマット同士の隙間に少し空気が通るよう壁に斜めに立てかけて乾かします。
ピンの跡が耳のように飛び出てしまった
引っ張りすぎる状態でピンをまばらに刺すと、ピンを刺した部分だけが角のように尖って固まります。
解決策:ピンとピンの間隔は1.5cm〜2cm程度と細かく刺すか、前述した「竹串や針金を通す方法」で力を分散させます。
まずは家にあるダンボールにラップを巻くか、お近くの100均でジョイントマットを数枚用意し、編み上がった小さなモチーフやスワッチ(試し編み)で水通しとピン打ちの仕上がりを試してみてください。