ラス網の代用はどれが正解?ホームセンターで揃うおすすめ資材と失敗しない施工法
モルタル下地やDIYのグラつき防止・形状補強で使われるラス網は、身近な資材で十分に代用できます。失敗が少なく扱いやすいおすすめの代用品は「チキンネット(六角金網)」または「プラスチックネット(トリカルネット)」です。
用途や施工場所に合わせて、次のように選び分けると作業がスムーズに進みます。
強度の保持・外壁の小補修・立体的なモルタル造形:チキンネット(六角金網)
室内インテリア・ガーデニング・サビを防ぎたい場所:プラスチックネット(トリカルネット)
【結論】ラス網の代用には「チキンネット」か「プラスチックネット」が最適
ラス網の本来の役割は、塗ったモルタルやセメントが重みで崩れ落ちないようにひっかける「骨組み(ハンガー)」の役割です。この機能を果たせるものであれば、専用のラス網以外でも代用が可能です。
手軽に入手できて扱いやすい代用品は次の2つです。
チキンネット(六角金網):金属製で形を保持しやすく、モルタルの食いつきに優れます。立体的なDIYや補強に最適です。
プラスチックネット(トリカルネットなど):ハサミで切れるほど加工しやすく、サビの心配が一切ありません。花壇の縁取りや室内の補強に重宝します。
強度や保持力を重視するならチキンネット、扱いやすさとサビにくさを重視するならプラスチックネットを選んでください。
ホームセンターで買えるラス網の代用品4種を比較
ホームセンターの金物資材コーナーやガーデニング売り場で入手できる代用品の特徴です。
| 資材名 | 入手しやすさ | 強度・耐久性 | 加工のしやすさ | 最適な用途 |
| チキンネット(六角金網) | 手に入りやすい | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 花壇作り・モルタル造形・小規模補修 |
| プラスチックネット | 手に入りやすい | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 室内装飾・水回り・軽いモルタル施工 |
| ワイヤーメッシュ(溶接金網) | 手に入りやすい | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | 土間コンクリート・平坦な底面の補強 |
| グラスファイバーメッシュ | 店舗による | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | 薄塗りモルタルのひび割れ予防 |
ワイヤーメッシュは太さがあり強度は抜群ですが、硬いため曲面や細かな造形には向きません。一方でグラスファイバーメッシュは薄塗りのひび割れ防止には役立ちますが、厚塗りするモルタルを保持する用途には不向きです。
ラス網代用品を選ぶ際に押さえておきたい注意点
専用のラス網と代用品の一番の違いは「網目の立体構造(目立ち)」にあります。専用品は金属が少しひねられており、モルタルが奥まで挟まりやすい構造になっています。
代用品を使って施工する場合は、次の2点に配慮することでモルタルの落下のリスクを防げます。
壁面に密着させすぎない:ネットを土台に隙間なく貼り付けると、裏側にモルタルが回り込まず網の保持力を活かせません。スペーサーを挟むか、固定具を少し浮かせ、ネットと壁の間に2〜3mmの隙間を作ります。
針金の「たわみ」を抑える:チキンネットなどは柔らかいため、モルタルの重みで手前にたるみやすくなります。固定するビスやタッカーの留め位置は、通常より細かく10〜15cm間隔で打つのが綺麗に仕上げるコツです。
代用ネットを使ったモルタル塗りの3ステップ
チキンネットやプラスチックネットを使って施工する際の手順です。
下地の準備とネットのカット
防水紙の上にネットをあてがい、万能ハサミやペンチで必要サイズより少し大きめにカットします。
隙間(浮き)を作って固定する
木下地の場合はタッカー、コンクリート下地の場合はプラグとビスを使用します。ネットが壁面から数ミリ浮くように意識しながら、10〜15cm間隔で留めていきます。
モルタルを押し込むように塗る
コテを使ってモルタルを塗る際、上からなでるだけでなく、ネットの網目を通過させて奥までしっかり詰めるイメージで圧力をかけて塗ります。一度に厚塗りせず、網目を埋めてから時間を置き、仕上げの2回目を塗ると崩れにくくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. 100円ショップのメッシュ網(ワイヤーネット)でも代用できますか?
A. インテリア用のメッシュ網は太く網目が粗いため、モルタルを引っかける用途には向きません。モルタルがすり抜けて崩れ落ちる原因になるため、ホームセンターで購入できるチキンネットの使用をおすすめします。
Q. プラスチックネットは屋外で使うと劣化しますか?
A. モルタルの内部に完全に埋没していれば直射日光が当たらないため、日光による急激な劣化は避けられます。ただし、構造物全体の耐久性を求める場所では金属製のチキンネットを選んでおく方が安心です。
Q. 代用品を使うとモルタルのひび割れが起きやすくなりますか?
A. ネットと壁面の間に適切な隙間(2〜3mm)を作り、モルタルをしっかり噛み合わせればひび割れは抑えられます。乾燥時の収縮を防ぐため、塗った後の急激な乾燥(直射日光など)を避ける管理も併せて行ってください。
今すぐホームセンターの資材売り場へ行こう
お近くのホームセンターの「金物・建築資材コーナー」または「園芸資材コーナー」へ足を運んでみてください。メジャーで施工場所の寸法を測っておき、ロール売りのチキンネットやトリカルネットを必要な分だけ切り売りで購入すると無駄がありません。