アドカラー代用おすすめ7選!革靴・バッグの傷補修と失敗しない使い方
アドカラーがない時は、傷の深さと場所に合わせて身近なアイテムで代用可能です。結論から言うと、小さな擦れ傷なら「アクリル絵の具」、軽微な色あせなら「補修用靴クリーム」が最も適しています。
素材や部位に合わない代用品を使うと、歩いた拍子にひび割れたり剥がれたりする原因になります。各代用品の特徴と、革製品を傷めずに綺麗に仕上げる手順を解説します。
アドカラー代用品の性能・耐久性比較
革製品の傷補修に使える主な代用品の特徴をまとめました。補修したいアイテムの状態に合わせて選んでください。
| 代用品 | 向いている傷・部位 | 耐久性 | 色合わせやすさ | メリット・デメリット |
| アクリル絵の具 | つま先の擦れ・小さな傷 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | メリット: 細かい調色が自由自在 デメリット: 厚塗りするとひび割れやすい |
| 補修用靴クリーム | 浅い擦れ・全体の色あせ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | メリット: 革になじみやすく失敗しにくい デメリット: えぐれた深い傷は埋まらない |
| マニキュア | かかと等(屈曲しない部分) | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | メリット: エナメル質の強いツヤが出る デメリット: 曲がる部分に塗ると剥がれる |
| サフィール レノベイティングカラー | 深い傷・広範囲の補修 | ★★★★★ | ★★★★☆ | メリット: 着色力と柔軟性に優れる デメリット: 入手に少し時間がかかる |
| ポスカ(水性サインペン) | ごく小さな点状のキズ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | メリット: 塗るだけで手軽 デメリット: 水分や摩擦で落ちやすい |
代用品を使う前に知っておくべき補修の基礎知識
アドカラーは、アクリル樹脂をベースにした柔軟性の高い補修塗料です。革の伸び縮みに追従する膜を形成するため、曲がる部分に使っても剥がれにくい構造を持っています。
代用品で綺麗に仕上げるには、次の構造的特徴を理解しておく必要があります。
革の可動域と塗膜の柔軟性: 足の甲など、歩行時に曲がる部位に硬い塗料(マニキュアや濃い塗料)を塗ると、屈曲に耐えきれずパリパリと割れて剥がれ落ちます。
傷の深さと補修工程: 表面の色が落ちているだけの浅い傷なら塗料のみで隠せます。一方、革自体が削れて凹んでいる深い傷は、あらかじめパテ材(アドベース等)で平らに整えてから着色するのが基本手順です。
【アイテム別】アドカラー代用品の具体的な手順と注意点
1. アクリル絵の具を使用する場合(最もおすすめ)
アクリル絵の具は乾燥すると耐水性になるため、アドカラーに最も近い塗膜を作れます。
色を作る: 単色で塗らず、絵の具を混ぜ合わせて革の色に近づけます。乾燥すると少し濃い色に変化するため、仕上げたい色より気持ち明るめに調色するのがポイントです。
薄く重ね塗る: 原液のまま塗るとひび割れやすくなります。水をごく少量含ませた筆やスポンジを使い、薄く塗り重ねて乾かします。
境界線をなじませる: 塗料が完全に乾いた後、無色(透明)の靴クリームを全体に塗って磨くと、補修箇所と元の革との境目が自然に馴染みます。
2. 補修用靴クリームを使用する場合
革靴のつま先やかかとの軽い擦れであれば、着色成分を含んだ靴クリームを叩き込むだけで目立たなくなります。革本来の風合いや柔軟性を損なわずに補修できるため、初心者でも扱いやすい方法です。
3. マニキュアを使用する場合
ツヤのあるエナメル革や、曲がりにくい「かかと部分」の小さな傷に使用します。塗る前に革表面の油分をアルコール等で軽く拭き取っておくと、固着力が上がります。
本物のアドカラーを入手する方法と調色のコツ
仕上がりや耐久性を最優先したい場合は、本家のアドカラーを使用するのが確実です。
取扱店舗一覧
ホームセンター: カインズ、コーナン、ジョイフル本田などの靴補修コーナー・DIY用品売り場
バラエティショップ: ハンズ、ロフトのシューケアコーナー
100円ショップ: アドカラーそのものの取り扱いはありませんが、類似の革補修塗料が置かれている店舗もあります
ピッタリの色を作る色混ぜテクニック
アドカラー同士は自由に混ぜ合わせることができます。例えば茶色の革製品を補修する場合、「ブラウン」単色よりも「イエロー」や「ブラック」を数滴混ぜることで、元の革にピッタリな色合いを作れます。不要な牛乳パックの裏面などをパレット代わりに使うと、調色作業がスムーズに進みます。
次に起こすべきアクション
まずは補修したい革製品の傷をよく観察し、「歩く時に曲がる場所か」「表面の擦れか、凹み傷か」を確認してください。曲がらない場所の小さな擦れ傷であれば、手元にあるアクリル絵の具や靴クリームを、目立たない位置(かかとの内側など)に少しだけ試してみることから始めましょう。