油絵の筆洗油を切らした時の代用品3選!安全な洗い方と処分手順
油絵の制作中に筆洗油を切らしてしまった場合、家にあるベビーオイルで一時的に代用できます。専用の液が手元になくても、絵の具を緩めて筆の痛みを抑えながら汚れを落とすことが可能です。
筆洗油の代用に使える身近なアイテム3選
専用のブラシクリーナーを切らした緊急時、家にあるもので代用できるものと、絶対に避けるべき危険な液体があります。安全に作業を進めるための基準を確認しておきます。
ベビーオイル(最も手軽で安全性が高い)
ドラッグストアなどで手に入るベビーオイルはミネラルオイルが主成分であり、油絵の具を溶かす性質を持っています。毒性が低く、作業中に強い臭いで体調を崩す心配が少ないため、自宅での緊急代用に適しています。
亜麻仁油やオリーブオイル(乾きやすさに注意が必要)
絵画用のリンシードオイルや食用オリーブオイルも代用として使用できます。ただし、これらは乾性油や半乾性油の性質を持つため、筆に油分が残ったまま放置すると固まってしまいます。使用後は中性洗剤でしっかりと洗い流す作業が欠かせません。
シンナーや灯油が絶対NGな理由(容器の溶解と健康被害)
「油汚れを素早く落としたい」と考えて、工業用シンナーや灯油、マニキュアの除光液を使うのは避けてください。プラスチック製の筆洗器やパレットが溶けて穴が空く恐れがあるほか、有機溶剤のガスによって換気が追いつかず、健康を害する危険があります。
代用品を使った効率的な筆の洗い方
代用品を使って筆を綺麗にする際は、専用の液とは異なる手順を踏むことで、絵の具の固着を防ぐことができます。
ステップ1:布やキッチンペーパーで余分な絵の具を拭き取る
乾いた布や使い古しのウエス、キッチンペーパーを使い、筆の根元に溜まった絵の具を優しくしごき出すように拭き取ります。ここでできる限り絵の具を移しておくことが、後の洗浄を楽にするコツです。
ステップ2:代用品を染み込ませた容器で優しく揉み出す
使わない小皿などの容器にベビーオイルを少量出し、筆の穂先を浸して揉み込みます。毛の根元に詰まった固い絵の具がオイルに溶け出してくるため、布の上で円を描くように優しくなでながら汚れを浮かせます。
ステップ3:中性洗剤とぬるま湯で油分を完全に落とす
オイルで絵の具を溶かした後は、キッチンの食器用中性洗剤とぬるま湯を使い、手のひらの上で優しく泡立てながら洗います。オイルのヌルヌル感が完全に消えるまで数回すすぐことで、筆の寿命を延ばすことができます。
使用済みオイルとウエスの安全な捨て方
使い古した筆洗油や代用で汚れたオイルをそのままシンクに流すと、配管の詰まりや環境汚染につながります。また、油を含んだウエスや新聞紙をそのまま放置すると、酸化熱による自然発火のリスクが生じるため、適切な処分が必要です。
布に吸わせて自治体のルールに従いごみとして処分する
牛乳パックなどの空き容器の中に新聞紙やボロ布を詰め、そこに汚れたオイルを注ぎ込んで十分に染み込ませます。ゴミとして出す前に少量の水を加えておくと、自然発火の危険性を防ぐことができます。その後、お住まいの自治体のルールに従って可燃ごみとして出します。
排水口に直接流してはいけない理由
油分をそのまま排水口に流すと、下水管の中で固まって悪臭や詰まりを引き起こします。また、水質への負荷も大きいため、少量であっても流し台に直接捨てるのは避けてください。
次のアクション
手元にあるベビーオイルを使って筆の汚れを落とし、制作の続きを進めましょう。作業が一段落したタイミングで、今後のために画材店や通販サイトで正規のブラシクリーナーを確認しておいてください。