リコーダーの油代用は危険?手元にグリスがない時の安全な対処法
リコーダーを組み立てようとした際、ジョイント部分に塗るグリスが見当たらないと戸惑うものです。手元にあるサラダ油やワセリン、ハンドクリームなどで代用できないかと考えるかもしれませんが、楽器の材質や衛生面を考慮すると、身近にある油分での代用は推奨されません。
この記事では、代用に関するリスク、今すぐ安全に音を鳴らすための正しい対処法、およびグリスの入手先について解説します。
結論:リコーダーの油(グリス)の代用に食用油やハンドクリームは使用不可
リコーダーのジョイント(継ぎ目)部分に塗るグリスがない場合、サラダ油やオリーブオイル、あるいはリップクリームやハンドクリームを代わりにしたくなるものですが、これらは使用を避けるべきです。
身近なもので代用したくなる背景とそのリスク
リコーダーの組み立てが固いと、滑りを良くするために油分を塗りたくなります。しかし、プラスチック製であっても木製であっても、楽器の継ぎ目は非常にデリケートです。
食用油を塗ると、時間が経つにつれて油が酸化してベタつきや異臭の原因になります。また、ハンドクリームやワセリンなどの油分は、プラスチックの材質に影響を与えたり、ホコリやゴミを吸着してジョイントの嵌合部分を傷つけたりする原因になります。楽器のコンディションを保つためにも、代用品の安易な使用には注意が必要です。
今すぐ演奏したい時の安全な一時的対処法
授業や練習の時間が迫っていて、どうしてもグリスを手に入れる時間がない場合は、油分に頼らない方法で一時的に切り抜けるのが確実です。
グリスがない時の水拭きと乾燥による摩擦軽減のコツ
ジョイント部分が固い原因の多くは、ホコリや前回の使用時の汚れが固着していることにあります。
ジョイントの凹凸部分を、固く絞った柔らかい布やティッシュで丁寧に拭き取る。
汚れを取り除くことで、摩擦が減りスムーズに差し込めるようになるケースが多い。
水分が残ったまま組み立てるとカビの原因になるため、拭いた後は十分に乾燥させる。
避けるべき間違った代用例の具体例
以下のアイテムは、楽器を傷める要因となるため使用しないでください。
サラダ油・ゴマ油などの食用油:酸化して悪臭やベタつきを発生させる。
リップクリーム・ワセリン:油分が強すぎて樹脂に影響を与えたり、ゴミを引き寄せたりする。
シリコンスプレーなどの工業用潤滑剤:プラスチックを侵食する成分が含まれている場合がある。
リコーダーグリスはどこで手に入るか(販売店の確認)
「グリスを切らしてしまったので今すぐ購入したい」という場合、一般的な店舗での取り扱い状況を把握しておくとスムーズです。
100円ショップ(ダイソー・セリア)での取り扱い状況
ダイソーやセリアなどの100円ショップでは、文房具コーナーや楽器の取り扱いがある店舗であっても、リコーダー専用のグリスは基本的に販売されていません。無駄足を避けるためにも、最初から楽器店や通販を利用するのが効率的です。
楽器店やAmazon等の通販、文房具売り場での純正品購入
確実な選択肢は、学校教育などで広く使われているヤマハのリコーダークリーム(またはグリス)を購入することです。
楽器店・音楽教室:在庫があり、数百円で購入できる。
大型ショッピングモール内の楽器・楽譜コーナー:文具売り場に併設されている場合もある。
ネット通販(Amazonなど):配送サービスを利用すれば自宅に届く。
価格も安価なため、無理に代用品を探すよりも純正品を一つ用意しておく方が安心です。
ジョイント部分の正しいメンテナンス手順
グリスを正しく使うことで、楽器のパーツを保護し、組み立てや片付けの際のストレスを軽減できます。
長持ちさせるための適量と塗り方の基本
ジョイント部分の古いグリスや汚れを、ティッシュなどで綺麗に拭き取る。
チューブに入ったグリスを、指先または綿棒に少量取る。
接続部のコルク(木製の場合)やプラスチックの溝に、薄く均一に塗り広げる。
組み立てた後、余分にはみ出たグリスはきれいに拭き取る。
塗りすぎるとホコリがつきやすくなるため、薄く全体に行き渡らせるのがポイントです。
次のステップ
練習の前にジョイント部分の汚れを乾いた布で綺麗に拭き取り、水分とゴミを取り除いてみてください。そして、今後のためにヤマハなどの純正リコーダークリームをネット通販や最寄りの楽器店で用意しておきましょう。