パイ皿の代用はアルミホイルでOK!サクサクに焼ける作り方とおすすめの代用品5選
パイを作ろうと思ったときに専用のパイ皿がない場合でも、ご家庭にあるアルミホイルを使えば今すぐキレイなパイ型を自作できます。
アルミホイルは熱伝導率に優れているため、工夫次第で底面までサクサクとした香ばしいパイ生地に焼き上がります。
この記事では、アルミホイルを使った丈夫なパイ型の作り方から、グラタン皿やフライパンなどの身近な容器との違い、100均(ダイソー・セリア)の使い捨てアルミパイ皿を活用するポイントまで分かりやすく解説します。
パイ皿をアルミホイルで代用する簡単3ステップの作り方
専用のパイ皿を用意しなくても、一般的なアルミホイルを3重程度に重ねて形を整えるだけで、しっかりとしたパイ皿の代用になります。
アルミニウムは熱を効率よく伝える素材のため、オーブンの熱が生地に素早く伝わり、底まで香ばしく仕上がりやすい特徴があります。
必要な材料と重ね方のコツ
アルミホイル(一般的な家庭用、または厚手タイプ)
ベースにするお皿やボウル(型取り用)
バターまたはサラダ油(型離れ用)
通常のアルミホイル(厚さ約11〜12ミクロン)を使用する場合は、焼き上がり時の強度を保つために必ず3枚重ねて使用します。バーベキュー用などの厚手タイプ(厚さ約15〜20ミクロン)がお手元にある場合は、2枚重ねでも十分に形を維持できます。
形を崩さず綺麗に成形する手順
ホイルを重ねる:約30cmにカットしたアルミホイルを3枚ピッタリと重ね合わせます。
お皿にあてて型取る:平らなお皿や耐熱ボウルの裏側に重ねたホイルを押し当て、丸い底面と側面を作ります。
フチを折り込んで補強する:外側の余ったホイルを内側に1cmほど折り返し、フチ全体の厚みを増やします。指で少しずつひだ(プリーツ)を寄せながら立ち上げると、強度が上がり高さのある綺麗なお皿型になります。
生地が張り付かないための前準備
アルミホイルで作った型にそのまま生の生地を敷き込むと、焼き上がったあとにホイルが生地にくっついて剥がれにくくなることがあります。
焼き上がり後にスルッと型から外すために、型の内側全体にうっすらとバター(またはサラダ油)を塗り、仕上げに薄力粉を軽くなじませておく方法が有効です。
家にあるもので代用!アルミホイル以外のパイ皿代用品5選
アルミホイル以外にも、ご家庭のキッチンにある耐熱容器や調理器具でパイ皿の代用が可能です。それぞれの仕上がりの違いや適した調理を表にまとめました。
| 代用品 | 熱の伝わりやすさ | 成形のしやすさ | 適しているパイ料理 |
| アルミホイル(自作) | スピーディー | ふつう | アップルパイ、ミートパイ |
| グラタン皿・耐熱陶器 | じっくり | かんたん | ポットパイ、具だくさんキッシュ |
| ケーキ型(丸型) | やや早い | かんたん | 厚焼きパイ、シカゴピザ風パイ |
| フライパン(取っ手が外せる) | かなり早い | ふつう | 大人数用パイ、タルトタタン |
| タルト型(底取れタイプ) | 早い | かんたん | フルーツタルト、チョコパイ |
グラタン皿・耐熱皿:保温性が高くそのまま食卓へ出せる
陶器や耐熱ガラス製のグラタン皿は、オーブン調理に対応しており安心して使えます。
容器自体に厚みがあるため熱が伝わるまでに少し時間がかかりますが、一度温まると冷めにくく、熱々の状態を長く保てるのが魅力です。切り分けずにそのままスプーンですくって食べるポットパイなどに適しています。
ケーキ型(丸型・底取れ型):高さのあるキッシュやボリュームのあるパイに
デコレーションケーキ用の丸型はフチが高いため、具材をたっぷり詰め込みたい料理に向いています。
特に「底が外せるタイプ」のケーキ型を使用すると、焼き上がったあとに側面のリングを外すだけで、綺麗に型から取り出せます。敷き紙(クッキングシート)を底と側面に敷いておくと、より一層きれいに外せます。
フライパン(取っ手が外せるタイプ):大人数向けの大型パイに
取っ手を外してオーブンに入れられる金属製フライパンは、大きなサイズのパイを一度に焼きたいときに便利です。
金属は熱伝導率が非常に高いため、生地の底面に熱がしっかり入り、サクサクとした食感になりやすいメリットがあります。りんごをフライパンで炒めてそのまま生地をかぶせて焼き上げるようなレシピにも向いています。
手軽さを選ぶなら100均(ダイソー・セリア)の使い捨てアルミパイ皿
ホイルを自分で成形する時間を省きたい場合や、そのままプレゼントとして渡したい場合は、100円ショップで販売されている使い捨てアルミ皿を利用するのがスマートです。
100均で買えるアルミ皿の種類と売り場
ダイソーやセリアなどの100円ショップでは、製菓用品コーナー(ケーキ型やクッキー型が置かれている売り場)にアルミ製の焼き型が配置されています。
丸型アルミ製菓皿(直径15cm〜18cm程度):2〜3枚セットで販売されています。
波型タルト用アルミ型:周囲にきれいな波形状のフチがついているタイプです。
あらかじめフチがしっかりとプレス加工されているため、生地を敷き込みやすく、焼き上がり後の保形性にも優れています。
使い捨てアルミ皿を扱う際の注意点
100均のアルミ皿は厚みが薄いため、柔らかい生地を入れた状態で持ち上げると底がたわむことがあります。移動させる際は下にオーブン天板や平らなお皿を添えて支えてください。
また、生地の浮き上がりを防ぐためにフォークで底に穴を開ける(ピケ処理)際、強すぎるとアルミに小さな穴があき、焼き上がりの際に汁気が漏れてしまうため力加減に注意が必要です。
アルミホイルや代用型でパイをサクサクに焼く解決策
底の生地が湿っぽくなるのを防ぐ方法
陶器の皿や手作りのアルミホイル型を使用する場合、上面に焼き色がついても底面の加熱が遅れ、生の生地っぽさが残ってしまうことがあります。
から焼き(下焼き)を行う:生地を型にセットしたら、具材を入れる前にフォークで穴を開け、クッキングシートと重石をのせて200度のオーブンで10分〜15分ほど事前に焼いておきます。
オーブンの下段で焼く:下からの熱を受けやすいオーブン下段に配置することで、底面の焼き上がりが向上します。
液状の具材(キッシュ等)が漏れるのを防ぐ方法
自作したアルミホイル型や組み立て式の型にサラサラとした卵液を流し込むと、ホイルの隙間や接合部から漏れ出す危険性があります。
水分が多い具材を使用する場合は、アルミホイルを途中で切らずに1枚の広いシートから折りたたんで成形するか、最初から接ぎ目のない陶器のグラタン皿などを選ぶと安心です。
身近な道具を使って今日からパイ作りを始めましょう
専用のパイ皿がなくても、キッチンのアルミホイルや身近な耐熱容器を使えば、ご家庭でいつでも手軽に美味しいパイが焼けます。
まずはアルミホイルを3枚重ねて、お持ちのお皿に合わせて形を整えるところから試してみてください。