揚げ物の「かす揚げがない」を1秒で解決!家にある代用品と片栗粉の裏ワザ

「今まさに唐揚げを揚げているのに、焦げカスをすくう『かす揚げ』がない…!」と焦っていませんか?

急いでいる方へ(この記事の結論):

揚げカス取りの代用は「お玉にキッチンペーパーを敷く」のが最も確実です。道具が一切ない場合は、火を止めて「水で溶いた片栗粉」を流し込めば、底の微細な焦げカスまで一気に固めて取り除けます。

この記事では、調理の手を止めずに今すぐできる代用アイデアと、2回目以降の油も新品同様に蘇らせる裏ワザを分かりやすく解説します。

【結論】かす揚げ・すくい網の代用調理器具ランキング

キッチンにかす揚げ(すくい網)がなくても、次の3つのアイテムがあれば今すぐ代用可能です。手軽さと確実性を基準に、筆者が実際に試して「これなら焦げ付かない!」と太鼓判を押せる順に紹介します。

1位:お玉+キッチンペーパー(確実性No.1)

どこの家庭にもある「お玉」で、油ごとカスをすくい取ります。

すくった油を、耐熱容器の上に敷いたキッチンペーパーに通して鍋に戻せば、微細なパン粉のカスまで完全にシャットアウトできます。少し手間はかかりますが、最も油がきれいになります。

2位:ステンレス製の「あく取り」

鍋料理で使う「あく取り」があるなら、それがそのまま強力な代用品になります。

網目がかす揚げよりも細かいため、小さな揚げカスをキャッチする能力は本家以上です(ただし、目詰まりしやすいデメリットもあります。詳細は後述)。

3位:穴あきスプーンやフォーク

湯切り用の穴あきスプーンや、パスタ用のフォークも使えます。

竜田揚げのような「大きめの衣の破片」を取り除く程度なら、これで十分に事足ります。

【検証】かす揚げとあく取りの違いとは?兼用時の注意点

「手元にあく取りならあるけれど、揚げ物に使って壊れない?」と心配になる方もいるでしょう。結論、兼用しても全く問題ありません。

ただし、網目の構造に少し違いがあるため、以下の特徴を理解しておくと失敗を防げます。

道具網目の粗さ揚げ物でのメリットデメリット・注意点
かす揚げ粗め(10〜20メッシュ程度)油切れがよく、ザクザクすくえる。細かい粉状のカスは通り抜けてしまう。
あく取り極細(40メッシュ以上)微細な焦げカスまで一発で取れる。油が網目に留まりやすく、油切れが悪い。

【注意点】

あく取りを揚げ物に使うと、網目が細かすぎるために油の粘度で「目詰まり」を起こしやすいです。すくった後にしっかり油を振り落とさないと、油を大量に浪費してしまう原因になるので注意してください。

【裏ワザ】網すら不要!片栗粉で油の底に沈んだ焦げカスを一網打尽にする方法

「すくう道具が何もない」「何度も揚げて、油全体が茶色い焦げカスだらけになってしまった」というときに試してほしいのが、片栗粉を使った大掃除ワザです。

網でちまちますくうよりも、圧倒的に一瞬できれいになります。

失敗しない「片栗粉水」の黄金比率

  • 油の量:約2カップ(400ml)

  • 片栗粉:大さじ1

  • :大さじ2

手順とコツ(安全最優先)

  1. 油の温度を下げる:必ず一度火を止め、油の温度を100℃〜120℃程度まで下げます(水滴を落とすとジュッと一瞬いうくらい。高温すぎると水が弾けて跳ねるため危険です)。

  2. 片栗粉水を回し入れる:よく混ぜた片栗粉水を、鍋の中心から円を描くように静かに流し込みます。

  3. 固まるのを待つ:片栗粉が油の中の焦げカスを巻き込みながら、ジュワジュワと唐揚げのように固まっていきます。

  4. 引き上げる:片栗粉が完全に固まって浮いてきたら、お玉やトングで一気に引き上げます。

驚くほど油が透明になり、底に沈んでいた微細な焦げまで一掃されます。

100均(ダイソー・セリア)やニトリで買うなら?おすすめの「優秀かす揚げ」の見分け方

今回のピンチを切り抜けたら、次回のために1つ専用の道具を持っておくと便利です。最近は100円ショップやニトリでも優秀なアイテムが手に入りますが、選ぶ基準は「網目の細かさ」だけではありません。

プロが私生活で選ぶ基準は、衛生面と耐久性を考慮した「継ぎ目(溶接部分)がないこと」です。

  • 100均(ダイソー・セリア)の傾向

    網と柄がワイヤーで固定されているタイプが多いです。安くて軽いですが、隙間に揚げカスが挟まりやすく、洗うのが劇的に面倒というデメリットがあります。

  • ニトリ・無印良品の傾向

    「オールステンレス継ぎ目なし」のタイプが数百円からラインナップされています。洗いやすく、衛生的で長く使えます。特に無印良品のあく取りは、揚げ物のかす揚げとしても非常に優秀で、ミニマル派に愛されています。

今すぐキッチンで試せる「次のアクション」

焦げカスをそのままにして揚げ物を続けると、次の食材に苦い焦げが張り付くだけでなく、油の劣化(酸化)が急激に進んでしまいます。

まずは「お玉で油ごとすくい、キッチンペーパーに通す」か、手元に片栗粉があるなら「火を止めて片栗粉水を投入する」のどちらかを、今すぐ実践してみてください。

参考文献

  • 農林水産省「『料理の基本』調理器具について」

  • 国民生活センター「調理用油の安全な取り扱いと過熱時のリスクに関する注意喚起」

  • 全国調理師養成施設協会「調理用語辞典(かす揚げ・あく取りの定義とメッシュ規格)」

  • 大手食用油メーカー「油を長持ちさせる正しい保存方法とカス取りの重要性」

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