かす揚げがない時の代用技4選!家にあるもので焦げカスを取り除く方法と片栗粉の裏ワザ
「唐揚げを揚げているのに、焦げカスをすくう『かす揚げ』がない…!」と焦っていませんか?
揚げ物中に残った焦げカスを放置すると、次に揚げる食材に苦い焦げが張り付くだけでなく、油の劣化も早まります。ですが、わざわざ買いに走らなくても家にあるキッチン用品だけで安全にキレイに取り除けます。
この記事では、調理の手を止めずにできる代用アイデア、水溶き片栗粉で油をクリアに戻す裏ワザ、油の長持ちテクニックまで具体的に解説します。
【緊急】今すぐできる!かす揚げの代用品おすすめ一覧
調理中に専用のかす揚げが見当たらない時は、以下の代用品で乗り切りましょう。使いたいタイミングや手元にある道具に合わせて選んでください。
代用品の向き・不向き比較
| 代用品 | 向いているシーン | 手間・準備 | 特徴 |
| お玉+キッチンペーパー | 調理後・細かいカス | ★★☆ | 微細なカスまでろ過できる(確実性重視) |
| ステンレス製のあく取り | 調理中・表面のカス | ★☆☆ | 網目が細かいので一発で取れる(油切れに注意) |
| 穴あきスプーン・フォーク | 調理中・大きめのカス | ★☆☆ | 大振りの衣カスを手軽にすくい取る |
| アルミホイル | 調理中・浮遊物 | ★☆☆ | シワを作って表面を撫でるだけで絡みつく |
1. お玉+キッチンペーパー
どこの家庭にもある「お玉」で油ごとカスをすくい取ります。
すくった油を、耐熱容器の上に敷いた厚手のキッチンペーパーに通して鍋に戻せば、微細なパン粉のカスまでキレイに越せます。
注意
薄手のペーパーだと破れて混入する恐れがあります。必ず耐熱性の高い「厚手のクッキングペーパー」を使用してください。
2. ステンレス製のあく取り
鍋料理で使う「あく取り」があるなら、そのまま代用品になります。
網目がかす揚げよりも細かいため、小さな揚げカスをキャッチする能力が高い特徴があります(目詰まりしやすい点には注意が必要です)。
3. 穴あきスプーン・フォーク・アルミホイル
穴あきスプーン・フォーク: 竜田揚げなどの大きめの衣の破片を取り除く用途に向いています。
アルミホイル: 一度手でクシャクシャに丸めてから広げ、シワを作ります。菜箸で挟んで油の表面を軽く撫でるように動かすと、シワの隙間に浮遊するカスが絡みついて取れます。
【裏ワザ】道具不要!水溶き片栗粉で焦げカスを一網打尽にする方法
「すくう道具が何もない」「何度も揚げて、油全体が茶色い焦げカスだらけになってしまった」という時に役立つのが、片栗粉を使った方法です。
焦げカスが取り除ける仕組み
片栗粉に含まれるデンプンは、加熱されると水を吸収して網目状の粘り気(ゲル化)を生み出します。この粘着力のあるデンプンの網目が、油の中に漂う小さな粒子や焦げカスを物理的に閉じ込めながら固まるため、透き通った状態へ戻ります。
片栗粉と水の割合
片栗粉が少なすぎると固まらず、水が多すぎると油跳ねの原因になります。以下の比率を守って準備してください。
使用する油: 1〜2カップ(200〜400ml)
片栗粉: 大さじ1
水: 大さじ2
片栗粉を使ったカス取りの手順
1. 油の温度を100℃〜120℃まで下げる
揚げ物が終わったら必ず火を止め、5〜10分ほど放置して油を冷まします。
水滴を落とすとジュッと一瞬いう程度が目安です。
【安全面に関する注意】
高温(170℃以上)の油に水溶き片栗粉を投入すると、水分の急激な蒸発により油が激しく跳ねて危険です。必ず火を消し、しっかり温度が下がったことを確認してから作業してください。(出典:農林水産省「調理用油の安全な取り扱いに関する情報」)
2. 水溶き片栗粉を回し入れる
底に片栗粉が沈殿しやすいため、直前にしっかりと混ぜ合わせてから、油の全体に行き渡るように静かに流し込みます。
3. 固まるまで待つ
片栗粉が熱で固まり始め、周りの焦げカスや細かい衣を巻き込みながら、1つのかたまりになって浮かんできます。
4. 取り出す
固まった片栗粉のかたまりを菜箸やお玉で取り出せば完了です。底に溜まっていた濁りが消え、クリアな状態に戻ります。
片栗粉がない時は「小麦粉」で代用可能
片栗粉が手元にない場合は小麦粉でも代用できます。
ただし、小麦粉は水溶きにすると油の中で固まらず散らばりやすい特徴があります。小麦粉を使う場合は「水をごく少量にして耳たぶほどの硬さに練った生地」を作り、それを油の中に投入して表面のカスを直接貼り付けながら回収してください。
かす揚げであく取りを代用する際の違いと注意点
「手元にあく取りがあるけれど、兼用しても大丈夫?」という場合、兼用自体は問題ありません。
ただし、構造の違いを理解しておくと作業がスムーズになります。
| 道具 | 網目の粗さ | 揚げ物でのメリット | デメリット・注意点 |
| かす揚げ | 粗め(10〜20メッシュ) | 油切れがよく、ザクザクすくえる | 細かい粉状のカスは通り抜けてしまう |
| あく取り | 極細(40メッシュ以上) | 微細な焦げカスまで取れる | 油切れが悪く、目詰まりしやすい |
兼用時の注意点
あく取りは網目が極細のため、油の粘度で目詰まりを起こしやすいです。すくった後にしっかり油を振り落とさないと、油を一緒にすくい取ってしまう原因になります。
また、耐熱温度の低いナイロン製のあく取りを高温の油に使うと変形・破損の恐れがあります。揚げ物に代用する場合は必ず「ステンレス製」を使用してください。
100均・ニトリ・無印良品のかす揚げ比較
代用品でも対応できますが、日常的に揚げ物をする場合は専用ツールを用意した方が調理がスムーズになります。
| 店舗 | 特徴 | おすすめの用途 |
| ダイソー・セリア(100均) | 手軽に買えるが、ワイヤーの接合部にカスが挟まりやすい | コスパ重視・使用頻度が少ない場合 |
| ニトリ | 「油はね防止ネット」など周辺アイテムも充実 | 機能性・手頃な価格帯を重視する場合 |
| 無印良品 | 「オールステンレス継ぎ目なし」で洗いやすく衛生面・耐久性が高い | 手入れのしやすさ・長持ちを重視する場合 |
選ぶ際は「網目の細かさ」だけでなく、手入れのしやすさを考慮した「継ぎ目(溶接部分)がない構造」に着目すると洗浄時の手間が省けます。
カス取り後の油を長持ちさせる保管・処分方法
カスを取り除いた油は、オイルポットに移して直射日光の当たらない涼しい場所で保管すれば、2〜3回は再利用可能です。(参考:消費者庁「食品の保存および油の取り扱いガイドライン」)
再利用できる回数と傷んだ油のサイン
以下の状態が見られたら油が酸化して傷んでいるサインです。再利用せず処分してください。
加熱した時に異臭がする
色が濃い茶色や黒っぽく変色している
加熱した時に細かい泡が立ち、消えずに残る
粘り気が出てサラサラ感がなくなっている
油の処分方法
冷めた油を牛乳パックやポリ袋に入れ、中に丸めた新聞紙やペーパータオルを詰めて吸わせます。しっかりと口を縛り、自治体の区分に従って可燃ごみとして捨ててください。少量の油であれば、市販の油固め剤を使用するのも手軽です。
よくある質問
Q. 油に水溶き片栗粉を入れると跳ねませんか?
油の温度が170℃以上の高い状態だと、水分の急激な蒸発により跳ねます。火を止めて5〜10分置き、油温が100℃〜120℃まで下がった状態で行えば跳ねる心配はありません。
Q. 揚げカスを放置して調理を続けるとどうなりますか?
残ったカスが油の中で焦げ続け、油の酸化(劣化)を早めます。次に揚げる食材の風味も落ちて苦味がついてしまうため、その都度取り除くのが適しています。
Q. 片栗粉で固めたカスはそのままゴミ箱に捨てても大丈夫ですか?
しっかりと冷めていることを確認してから、自治体のルールに従って可燃ごみとして捨ててください。油分を含んでいるため、完全に冷えるまでは可燃物の近くに放置しないよう注意が必要です。