アク取りがない時の代用技3選!お玉やアルミホイルで煮物のアクを綺麗に取る方法
「煮物やスープを作っているのに、アク取りが見当たらない…!」とお困りではありませんか?
料理の雑味や苦味の原因となるアクは、専用の網がなくても家にあるお玉やアルミホイルでスムーズに取り除けます。
この記事では、身近な道具を使った効果的な代用テクニック、かす揚げ(揚げ物用)との構造の違い、安全に作業するための注意点から専用網の選び方までわかりやすく解説します。
アク取り専用網がない時の代用テクニック3選
手元に専用の道具がない場合に、今すぐ試せる代用方法を3つ紹介します。料理の種類や状況に合わせて選んでみてください。
代用テクニックの比較一覧
| 方法 | 向いている料理 | 特徴・メリット | 注意点 |
| お玉+氷 | 脂分の多いスープ・カレー | 温度差で脂とアクを一気に浮き上がらせて吸着する | スープ全体を冷やさないよう手早く動かす |
| アルミホイル | 煮物・煮込み料理全般 | シワにアクが絡みつくため落とし蓋として放置できる | 取り出す際にアクがこぼれ落ちやすい |
| 厚手キッチンペーパー | 出汁・澄んだスープ | ザルに通すだけで微細な汚れまで綺麗に越せる | 薄いペーパーは破れて料理に混入する |
1. お玉+氷
お玉さえあれば、専用の網を使わなくても効率よくアクと余分な脂を取り除けます。
手順: お玉の内側に氷を数個入れ、底をキンキンに冷やします。
コツ: スープの表面をお玉の底で軽く撫でるように動かします。
仕組み: 温度差によって表面の浮遊物や脂分が急速に冷やされ、お玉の底にペタッと吸着します。
注意
スープ自体の温度が下がらないよう、表面だけをサッと撫でるのがポイントです。
2. アルミホイル
煮込み料理など、火にかけながら放置してアクを取りたい場合に向いています。
手順: アルミホイルを一度手でクシャクシャに丸めてから広げ、鍋の大きさに合わせて落とし蓋のように被せます。
仕組み: 表面にできた複雑なシワの隙間に、煮立ちながら浮いてきたアクが絡みつきます。
取り出し方: ホイルからアクが落ちやすいため、トングや菜箸で端を挟み、静かに引き上げてください。
3. 厚手のキッチンペーパー
濁りのない綺麗なお出汁やスープに仕上げたい場合におすすめです。
手順: 耐熱性のザルにキッチンペーパーを敷き、そこへスープを通します。
注意: 薄いペーパーだと熱と水分で破れ、料理に混入する恐れがあります。必ず耐熱温度を確認し、「厚手のクッキングペーパー」を使用してください。(参考:消費者庁「家庭用品品質表示法に基づく調理用ペーパー類の取り扱い基準」)
アク取りであく取り(かす揚げ)を代用する際の違いと注意点
「アク取り」と揚げ物で使う「かす揚げ」は見た目が似ていますが、網目の構造と用途が異なります。
| 道具 | 網目の細かさ | 主な用途 | 代用時の特徴 |
| アク取り(煮物用) | 極細(微細な泡を拾う) | 煮汁の濁り防止・雑味の除去 | 揚げ物に使うと油の粘度で目詰まりしやすい |
| かす揚げ(揚げ物用) | 粗め(油切れを優先) | 揚げカスの除去・食材回収 | アク取りに使うと細かい泡やアクが抜け落ちる |
兼用する際の注意点
キッチンツールをまとめたい場合、ステンレス製で網目が細かい「アク取り」を兼用として選ぶのが無難です。ただし、耐熱温度の低いナイロン製などのアク取りを高温の揚げ油に浸けると、変形や破損のリスクが生じます。加熱調理で兼用する場合は必ず「ステンレス製」を選んでください。
アク取り作業で避けるべきNG行動
調理中についやりがちな、料理の仕上がりや道具の寿命を縮める手間に気をつけましょう。
強火のままアクを取り続ける
火が強すぎると鍋の中で対流が起き、表面に浮いてきたアクがスープの中に再び巻き込まれてしまいます。「弱火〜中火」に落とし、アクが中央やフチに集まってからすくい取ります。
鍋の底や壁面を網で強くこする
金属製の網を鍋のフチや底に強く当てると、フッ素樹脂加工などのコーティングを傷つける原因になります。
網目が壊れた道具を使い続ける
網目がほつれたり針金が飛び出したりしている道具は、金属の微小な破片が料理に混入する危険があります。洗う時にスポンジが引っかかるようになったら買い替えの目安です。
100均・ニトリ・無印良品のアク取り比較
代用品でも十分対応できますが、頻繁に煮物や鍋をする場合は専用ツールがあると作業が早くなります。
| 店舗 | 特徴 | 選ぶ目安 |
| ダイソー・セリア(100均) | シンプルなステンレス網が手頃に買える | たまにしか使わない場合 |
| ニトリ | フチに掛けられるフック付きなど工夫がある | 調理スペースを汚したくない場合 |
| 無印良品 | 「つなぎ目がない一体型ステンレス」で汚れが溜まらない | 洗いやすさ・長持ちを重視する場合 |
選ぶ際は「網目の細かさ」に加えて、柄と網の間に汚れが残りにくい「一体成形(継ぎ目なし)」の構造に着目すると、使用後の手入れが非常に楽になります。
よくある質問
Q. お玉でアクを取ろうとすると汁まで一緒に減ってしまいます。
お玉を深く沈めすぎているのが原因です。表面に浮いたアクの「膜」だけを優しくすくうイメージで、お玉を少し傾けながら外側から中心へ滑らせるように動かしてみてください。
Q. アク取りは毎回必ず行わなければいけませんか?
アクを取り除くことで渋みやエグみが抑えられ、見た目も澄んだ綺麗なお料理に仕上がります。ただし、素材の旨味成分が含まれている場合もあるため、完全にゼロにする必要はなく、目立つ浮遊物を軽く取り除く程度で十分です。
※揚げ物中に衣のカスを取り除きたい場合や、冷めた油を片栗粉で綺麗にする方法については、別記事「揚げ物のカス揚げがない時の代用技」にて詳しく紹介しています。