ロッキンマジックプロ2のアーム代用ガイド|適合サイズ5mmと純正2LE2 1Bの互換パーツを特定

ヤマハの黄金期を支えた独自ブリッジ「Rockin' Magic Pro II(ロッキンマジックプロ2 / RM-Pro II)」。中古のRGXやRGZシリーズを購入した際、アームが欠品していて困っていませんか?

当時のヤマハ純正パーツ(部品番号:2LE2 1B)は現在、メーカー在庫がほぼ払底しており、入手が極めて困難です。本記事では当時の製品仕様書に基づき、失敗しない代用アームの選び方と適合サイズを徹底解説します。

【結論】ロッキンマジックプロ2に適合するアームの仕様

お急ぎの方のために、適合するスペックの結論を先に提示します。RM-Pro IIのソケットに適合するのは以下の条件を満たすアームです。

  • タイプ: 差し込み式(プッシュイン・タイプ)

  • 軸径: 5.0mm(一般的なフロイドローズ用の6mmは入りません)

  • 固定方式: ブリッジ側のサイドにあるイモネジ(トルク調整ネジ)で保持

  • 推奨代用品: SCUD(スカッド)製「ARM-B50P」(※要微調整)

1. Yamaha RM-Pro II の独自規格の背景

1980年代後半から90年代にかけて、ヤマハは自社工場(または竹内製作所等の協力)で独自のフロイドローズ・ライセンス・ブリッジを製造していました。

純正パーツ番号「2LE2 1B」の仕様

当時のヤマハ公式パーツリストによると、RM-Pro II用アーム(2LE2 1B)は、後継のRM-Pro IIIや、安価なTRS-101等とは互換性がありません。

項目RM-Pro II (当記事の対象)RM-Pro IIIFloyd Rose Original
軸径5.0mm5.5mm〜6.0mm / スクリュー式
先端形状平坦(プッシュ式)溝ありネジ切りあり
主な搭載機種RGX1212 / RGZ-I, IIPacifica 912 / 1221他社ハイエンド機

注意点: RM-Pro IIは「5mm径」という非常にタイトな設計です。現行の安価な汎用アーム(5.5mmや6mm)を無理に差し込むと、ブリッジ側のソケットを破損させるリスクがあります。

2. 厳選:RM-Pro II で代用可能な現行パーツ候補

現在、新品で購入できるパーツの中で、最も互換性が高いのは以下のモデルです。

候補①:SCUD ARM-B50P(差し込み式アーム 5mm)

リペアショップでも代用として選ばれることが多いのが、SCUDの5mm径プッシュタイプです。

  • メリット: 径が5mmで設計されているため、基本的にはそのまま入る。

  • デメリット: 純正よりアームの曲げ角度が深い場合があり、操作感が若干変わる。

候補②:ESP トレモロアーム(5mmプッシュタイプ用)

一部のESP/Edwards等に採用されている5mm径アームも候補に挙がりますが、SCUDに比べ流通が限られます。

3. 実践:代用アームを取り付ける際の手順とコツ

「5mm径」と謳われていても、製造誤差により「入りが渋い」ことがあります。以下の手順でフィッティングを行ってください。

  1. デジタルノギスでの計測:

    購入したアームの軸径を計測します。5.05mmなど僅かに太い場合は無理に入れないでください。

  2. サンドペーパーによる研磨:

    1000番〜1500番の耐水ペーパーにオイルをつけ、アームの差し込み部分を均一に磨きます。0.01mm単位で調整するのがコツです。

  3. トルク調整ネジの開放:

    ブリッジ後方、またはサイドにあるイモネジを一度緩めてから差し込みます。

  4. グリスアップ:

    ソケット内部に少量のシリコングリスを塗布すると、抜き差しがスムーズになり、摩耗を防げます。

4. よくある失敗例と注意点

  • 「フロイドローズ用」を盲信しない:

    Amazon等で売られている「Floyd Rose互換」の多くは6mm径です。RM-Pro IIには絶対に入りません。

  • RM-Pro III用アームの流用:

    RM-Pro III用は軸が太くなっており、削り加工なしでは装着不可能です。

  • ソケット自体の交換:

    「ソケットごと現行品に変えればいい」と考えがちですが、ヤマハのベースプレートは穴径が特殊で、現行のGOTOH製ソケット等を取り付けるにはプレート側の拡張工事(旋盤加工等)が必要になります。

5. まとめ:確実に手に入れるためのチェックリスト

  1. まずは「5mm径・差し込み式」のアーム(SCUD ARM-B50P等)を探す。

  2. 届いたら無理に押し込まず、サイズを確認する。

  3. どうしても純正の形状にこだわりたい場合は、ヤフオク等で「2LE2 1B」のデッドストックを待つ(ただし高騰しています)。

ヤマハのRM-Pro IIは、調整さえ決まれば現代のブリッジにも引けを取らない素晴らしい安定性を誇ります。正しいアームを選び、そのポテンシャルを復活させましょう。

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