ストラトのアームがぶらぶら!テンションスプリング代用案とガタつき完全解消ガイド
「ストラトのアームが止まらずに落ちてくる」「アーミングのたびにカチカチ音がする」……。ギタリストなら誰もが直面するこの悩み。実は、ブリッジの穴底に入れるたった100円程度の「テンションスプリング」が解決の鍵です。
しかし、弦交換の拍子にポロッと落として紛失し、絶望した経験はありませんか?本記事では「今すぐ家にあるもので代用する方法」から、二度と紛失しないための対策、ガタつきを根本から断つ裏技まで徹底解説します。
1. なぜアームがぶらぶらする?テンションスプリングの役割
ストラトキャスター等のシンクロナイズド・トレモロにおいて、アームの「自立」を支えているのは、ネジ山ではなく底面のバネの反発力です。
役割: アームを押し上げることでネジ山同士を密着させ、摩擦抵抗(テンション)を生む。
メリット: 好きな角度でアームが止まる、操作時の「遊び」が消える。
【原因】
新品のフェンダーを購入した際、トレモロ穴に貼ってある「銀やオレンジのシール」を無造作に剥がしていませんか?あの下には最初からスプリングが入っています。剥がした瞬間にスプリングを落として失くすのが、ギタリストの「あるある」第1位です。
2. アームスプリングがない時の代用アイデア3選
専用パーツが届くまでの「応急処置」として有効な代用案を紹介します。
① ボールペンのバネ(カットして使用)
最も普及している代用案ですが、コツがいります。
やり方: ノック式ボールペンのバネを約8mm〜10mmにカットして投入。
実録レポ: バネ径が太すぎると穴の中で噛んでしまい、二度と取れなくなるリスクがあります。必ず「穴にスッと入る細身のバネ」を選んでください。
② 水道用シールテープ(推奨)
実はバネよりも「ガタつき解消」には効果的です。
やり方: ホームセンターで売っている「シールテープ」をアームのネジ山に時計回りに2〜3周巻きます。
メリット: ネジ山の隙間を物理的に埋めるため、カチカチという遊びが完全に消えます。スプリングとの併用が最強のセッティングです。
③ 輪ゴムを小さく切って詰める
やり方: 輪ゴムを5mm角に切り、2〜3粒穴に入れます。
注意点: 長期間放置すると、摩擦熱や経年劣化でゴムが溶けてネジ穴に固着します。あくまで「ライブ当日の数時間だけ」の最終手段にしてください。
3. ガタつきを根本から解消する手順と「巻き方のコツ」
単にバネを入れるだけでは不十分です。以下の手順でセットアップしてください。
穴の清掃: 爪楊枝などで古いバネの残骸やゴミを取り除く。
スプリング投入: 磁石付きのドライバーなどを使うと、穴の底まで真っ直ぐ落とせます。
アームの締め込み: * 重要: ネジ山に抵抗を感じ始めたら、そこから「あと何回転で自分好みの位置に来るか」を計算してください。
無理に締め切ると、トレモロブロック(亜鉛ダイキャスト製など)のネジ山が負けてしまい、ブリッジごと交換(数万円の出費)になる恐れがあります。
4. 【比較】純正スプリング vs 高精度パーツ
長く愛用するなら、代用品から卒業して以下の選択肢を検討しましょう。
| 解決策 | コスト | メリット | デメリット |
| Fender純正バネ | 約600円 | 安定の純正クオリティ | また紛失する可能性がある |
| Gotoh製ブリッジ | 約1.5万円 | ネジ式ではなく「差し込み式」でガタ皆無 | パーツの交換工賃がかかる |
| ESP アーミングアジャスター | 約3,000円 | チューニングの安定度も爆上げ | 取り付けに木工加工が必要 |
5. よくある質問:スプリングが中で詰まったら?
Q. バネを入れすぎてアームが入りません。
A. ピンセットで取れない場合は、ギターを裏返してトレモロのスプリングキャビティ側から細い棒で突く……ことはできません(穴が貫通していないため)。強力なネオジム磁石を使うか、掃除機のノズルの先を細く絞って吸い出すのが最も安全です。
まとめ:快適なアーミングのために
アームのぶらぶらは、演奏の集中力を削ぐ天敵です。まずはシールテープを試しながら、早めに予備のスプリングを数個ストックしておくのがギタリストの嗜みといえます。