中東の万能スパイス「ザアタル」とは?カルディでの買い方から絶品レシピ、デュカとの違いまで徹底解説
「カルディで見かける謎のスパイス、ザアタル(Za'atar)って何?」
「使い道がわからなくて買えていない…」
SNSや料理好きの間で話題の中東スパイス「ザアタル」。実は、パンにふるだけで絶品になり、肉や魚の臭みも消してくれる「魔法のふりかけ」のような存在です。
本記事では、中東の伝統的な食文化に基づき、その正体から日本での入手方法、さらには「手に入らない時の代用法」まで、どこよりも詳しく解説します。
1. ザアタル(ザータル)とは?味・原材料・文化背景
ザアタルは、レバノン、パレスチナ、シリアなどの「レバント地方」で数千年前から愛されている伝統的なスパイスミックスです。
基本の原材料(黄金比)
ユネスコ無形文化遺産(レバノンの食文化)等の資料によると、以下の構成が一般的です。
野生のタイム(Origanum syriacum): 爽やかなハーブの香り
スーマック(Sumac): 鮮やかな赤色をした、レモンのような酸味のある実
焙煎ゴマ: 香ばしさとコク
塩: 味の引き締め
どんな味?
「ハーブの清涼感 + 柑橘系の酸味 + ゴマの香ばしさ」が三位一体となった味わいです。辛味はないため、お子様や辛いのが苦手な方でも安心して楽しめます。
2. 徹底比較:ザアタル vs デュカ
よく混同されるのが、エジプト発祥のスパイス「デュカ(Dukkah)」です。どちらを買うべきか迷った時の参考にしてください。
| 比較項目 | ザアタル(Za'atar) | デュカ(Dukkah) |
| 主な産地 | レバノン、パレスチナ、ヨルダン | エジプト |
| 主役の成分 | ハーブ(タイム)と酸味 | ナッツ(ヘーゼルナッツ等) |
| 味の印象 | 爽やか、酸っぱい、軽やか | 香ばしい、スパイシー、ザクザク |
| ベストペア | オリーブオイル、チーズ、トマト | オリーブオイル、ラム肉、温野菜 |
3. 【裏技】スーマックがなくても大丈夫!自家製ザアタルの作り方
ザアタルの核となる「スーマック」は日本では入手困難なことも。そこで、日本の家庭にあるもので代用する「推奨レシピ」をご紹介します。
自家製「和風アレンジ」ザアタル
乾燥タイム(100均やスーパーで入手可):大さじ2
ゆかり(赤紫蘇ふりかけ):大さじ1 (★スーマックの代用)
白いりごま:大さじ1
(お好みで)レモンピール:少々
【豆知識】
実は、スーマックと日本の「ゆかり」は、クエン酸系の酸味と香りのプロファイルが非常に似ています。ゆかりを使うことで、驚くほど本格的なザアタルの味を再現可能です。
4. どこで売ってる?カルディ・通販での入手ガイド
カルディ(KALDI): 「ザータル」という名称で、オリジナルブランドや輸入缶がスパイスコーナーに並びます。
Amazon・楽天: パレスチナ産の「パレスチナ・オリーブ」のザアタルが人気。フェアトレード製品が多く、高品質で香り高いのが特徴です。
iHerb: オーガニック認証を受けた製品が安価に入手できます。
5. 今日から使える!ザアタルの絶品活用レシピ
伝統的な食べ方から、現代風アレンジまで。
① 伝統の「マナキッシュ」風トースト
中東の朝食の定番。オリーブオイルとザアタルを1:1で混ぜ、パンに塗ってトーストするだけ。チーズをのせても絶品です。
② 鶏肉の「ムサッハン」風グリル
パレスチナの国民食を簡略化。鶏もも肉に塩、オリーブオイル、たっぷりのザアタルをまぶしてオーブンで焼きます。ハーブの効果で肉の臭みが消え、冷めても美味しい一品に。
③ 意外な組み合わせ「ザアタル納豆」
いつもの納豆にザアタルをひと振り。オリーブオイルを数滴垂らすと、発酵食品のコクとハーブの爽やかさがマッチし、ワインに合うおつまみに変身します。
6. 健康と社会貢献:フェアトレードの価値
パレスチナにおいて、ザアタルは「土地とのつながり」を象徴する重要な文化です。
現在、日本で流通しているパレスチナ産ザアタルの多くは、現地の農家を支援するフェアトレード商品です。これを選ぶことは、高品質なスパイスを楽しむと同時に、伝統的な農業を守る支援にもつながります。
まとめ:ザアタルは食卓に驚きを与える「万能調味料」
ハーブ、酸味、ゴマ。このシンプルな組み合わせが、パン、肉、サラダ、そして和食にまで新しい息吹を吹き込みます。
まずはカルディや通販で一袋手に入れて、オリーブオイルと一緒にパンをディップしてみてください。その瞬間、あなたのキッチンに中東の風が吹くはずです。