00粉はどこで買える?カルディ・業スー等の販売店から強力粉での代用レシピ、違いまで徹底解説
本格的なピザやパスタ作りに欠かせない「00粉」。しかし、近所のスーパーではなかなか見かけないのが悩みどころです。
本記事では、国内外の主要な販売ルートを調査し、日本国内および海外(アメリカ、欧州等)で「どこに行けば確実に手に入るのか」を整理しました。
【日本国内】00粉が買える場所(実店舗・通販)
日本国内では、輸入食材を扱う店舗か、オンラインショップが主な入手ルートになります。
確実に入手するなら「オンライン」
Amazon / 楽天:
Antimo Caputo(カプート)やPolselli(ポルセッリ)など、イタリア直輸入のブランドが豊富です。
実店舗で探すなら(在庫に波あり)
カルディ(KALDI): イタリア食材に強いため、店舗によっては取り扱いがあります。
業務スーパー: イタリア直輸入のパスタは並ぶことがありますが、小麦粉(00粉)の情報は見当たりませんでした。
成城石井 / 明治屋: 高級スーパーの粉類コーナーで
DeLalloなどのブランドが見つかる場合があります。
【海外・主要国別】00粉の入手ガイド
海外在住、または海外旅行先で購入を検討している方向けのリストです。各国の一次情報を元にまとめました。
| 国・地域 | 主要な販売店・サービス | 特徴 |
| アメリカ / カナダ | Whole Foods, Costco, Instacart | King Arthur や Bob's Red Mill が主流。 |
| イギリス / 欧州 | ASDA, ALDI, Rewe(独) | 大手スーパーに並ぶが、イタリア食材専門店が確実。 |
| イタリア本国 | 全スーパー | 「00(ドッピオ・ゼロ)」は標準的な粉としてどこでも買える。 |
| アジア圏 | Amazon, 輸入食材店 | シンガポールやマレーシアでは専門店での取り扱いが主。 |
海外で購入するなら:
アメリカなどのデリバリーサービス「Instacart」を利用すると、近くのQFCやCostcoに在庫があるかリアルタイムで検索できるため、現地では非常に便利です。
ブランド別:何を買えば失敗しない?
Amazon売れ筋・専門サイトで評価の高い、信頼できるブランドを厳選しました。
Antimo Caputo(カプート)
ナポリピザ職人御用達。ピザ作りに特化した「Pizzeria」や、パン・お菓子にも適した「Cuoco」など用途別で選べます。
King Arthur 00 Pizza Flour
特に北米で人気が高く、家庭用オーブンでも扱いやすいよう調整されています。
Polselli(ポルセッリ)
イタリア産にこだわりたい方におすすめの伝統的なブランドです。
最短で手に入れるためのチェックリスト
今日すぐ欲しい場合: 近所のカルディか業務スーパーを確認。
本格派を目指す場合: Amazonで「カプート」をポチるのが最も確実。
海外で探す場合: Instacartや大型の輸入スーパーを優先。
【節約・コスパ】家にある小麦粉で代用する
【結論】最も近い代用品は「中力粉」
海外の専門資料によれば、00粉の最も一般的な同等品(Equivalent)は「中力粉(All-purpose flour)」です。
理由: 00粉はタンパク質量が中程度(10〜12%)のものが多く、吸水率やグルテンの強さが中力粉に非常に近いためです。
注意点: ただし、00粉に比べて粒子の挽きが粗いため、生地の滑らかさでは一歩譲ります。
【目的別】00粉の代用・黄金比レシピ
「ピザを作りたいのか、パスタを作りたいのか」によって、最適な代用粉は変わります。
| 作りた料理 | 推奨される代用方法 | 理由 |
| ナポリ風ピザ | 強力粉 7:薄力粉 3 | 強力粉の弾力に薄力粉の軽さを混ぜると、00粉の質感に近づきます。 |
| 生パスタ | 中力粉 + セモリナ粉 | 中力粉だけでもOKですが、セモリナ粉を3割混ぜると「コシ」が再現できます。 |
| パン・フォカッチャ | 強力粉 100% | 00粉よりやや粗いですが、パンに必要なグルテン量は強力粉が最適です。 |
| お菓子・ケーキ | 薄力粉 100% | 00粉よりさらに軽い仕上がりになりますが、代用としては十分です。 |
カプート(Caputo)社の代用を考える
世界基準の「カプート00粉」を代用したい場合は、特に注意が必要です。
カプート社の商品は粒子が非常に細かく、かつタンパク質がしっかり含まれているのが特徴です。これを再現するなら、「強力粉をベースに、少しだけ中力粉を混ぜる」のが、最も失敗の少ないアプローチとなります。
「代用のコツ」:水分量を調整する
00粉を別の粉で代用する場合、質感の違いをカバーするための裏ワザがあります。
アドバイス:
代用粉は00粉に比べて「伸びにくい」傾向があります。レシピの水分量よりも「1〜2%ほど多めに水を入れる」ことで、生地がしなやかになり、00粉に近い操作感を得ることができます。
【深掘り】日本の強力粉 vs 00粉:似ているようで決定的に違う「4つの理由」
強力粉よりも中力粉の方が再現度が高いという結果は意外ですよね。日本の強力粉も品質が非常に均質で粒度も細かいものが多いのに。
それでも “00粉とまったく同じ仕上がり” にはならないというのです。
結論:日本の強力粉 = 00粉の完全代替にはならない
その主な理由は以下の4点に集約されます。
理由①:00粉は「粒度」だけでなく “灰分(精製度)” が極端に低い
日本の強力粉も粒度は細かいですが、00粉はさらに外皮を徹底的に取り除いた「超精製粉」です。
日本の強力粉: 灰分 0.35〜0.45%
00粉: 灰分 0.30%以下(0.20%台も多い)
このわずかな差が、生地の白さ・伸びの良さ・焼き上がりの軽さに直結します。
理由②:00粉は「伸展性(伸び)」が強力粉より高い
日本の強力粉は「弾力(強さ)」が強い傾向があります。一方、00粉は「強さ」と「伸び」のバランスが絶妙です。特にピザ生地では「伸びるのに戻らない(収縮しない)」性質が重要ですが、日本の強力粉だけだと、伸ばしてもゴムのように戻ってしまうことが多いのです。
理由③:00粉は高温焼成(400〜500℃)に最適化されている
ナポリピッツァのような高温で一気に焼く環境では、00粉の真価が発揮されます。
コルニチョーネ(縁)がよく膨らむ
外はパリッ、中はモチッとした食感
焼き色が均一
日本の強力粉は家庭用オーブン(250〜300℃)向けに調整されたものが多く、超高温下での反応は00粉ほど最適化されていません。
理由④:グルテンの「質」が違う
同じタンパク質量でも、イタリアの00粉は「ピザ用(W値が高い)」「パスタ用」など、用途別にグルテンの質が厳密に調整されています。対して日本の強力粉は「パン作り」を主眼に置いているため、粘りが強く、ピザやパスタに必要な「しなやかな伸び」がやや弱くなる傾向があります。
結局、日本の強力粉で代用しても大丈夫?
仕上がりのこだわりレベルによって判断するのがスマートです。
| 代用できるケース(家庭向き) | 代用が難しいケース(本格派向き) |
| ● 家庭用オーブンで焼くピザ | ● ナポリピッツァのような高温焼成 |
| ● もちもち感の強いピザ | ● コルニチョーネを大きく膨らませたい |
| ● 家庭的な手打ちパスタ | ● 生地の伸びを最大化し、極薄にしたい |
| ● パン生地(むしろ強力粉が向く) | ● パスタの表面をツルツルにしたい |
結論:日本の強力粉は「代用」にはなるが、「同じ仕上がり」にはならない
| 項目 | 日本の強力粉 | 00粉 |
| 粒度 | 細かい | さらに細かい |
| 灰分 | やや高い | 非常に低い |
| 伸展性 | やや弱い | 非常に強い |
| 高温焼成 | 普通 | 最適 |
| ピザの伸ばしやすさ | 戻りやすい | 伸びて戻らない |
| パスタの表面 | やや粗い | つるつる |
「まずは手軽に作りたい」なら強力粉+薄力粉のブレンドで十分ですが、「あの店の味」を再現したいなら、やはりカプートなどの00粉を一度ポチってみるのが、上達への一番の近道と言えるでしょう。